代表者ごあいさつ

最近、親の兄弟姉妹から相続関連の相談が増えてきました。

親の世代は、兄弟姉妹が多いのが特徴かと思いますが、当然に住所は分散されており、すでに亡くなっている兄弟姉妹もいます。

兄弟姉妹の持っていた空家を相続したいと相談されても遺言がない場合、遺産分割協議書を作成する必要があり、相続人全員の同意が必要で遺産分割協議書には実印の押印も必要となります。

相続人を探すために兄弟姉妹の親の代から戸籍を調べて相続人を確定させる必要がありますが、昔の戸籍は字が難しすぎて読むのも大変です・・・。

親の兄弟姉妹の婚姻関係を把握できている訳もなく、戸籍を調べると意外なイベントも出てきます・・・。

兄弟姉妹がなくなっている場合、代襲相続が認められているので、お子さんにも同意をいただく必要があります。お子さんが数人いる場合もあります。兄弟姉妹の場合、代襲相続は１世代限りとはいえ、行方を探すのが結構大変です・・・。

中には行方がわからない人、連絡がつかない人も出てきます・・・。

土地、家屋の登記も昔は田畑から宅地に変えて、合筆、分筆を繰り返し、土地の上に建っている家屋の住所が違うといった場合も出てきます。未登記の家屋も出てきます・・・。

 

とはいえ、代々引き継がれた「たいせつな資産」です。できれば、手間をかけずに相続しましょう！

 

手間を解決してくれるのが「遺言」です。

ここでいう遺言は「いごん」です。

「ゆいごん」とは、生前に死後について言い残すことです。口頭、手紙、ビデオレター等基本的に民法上の法的拘束力がありません。

「いごん」とは、法律上の効果を発生されることを目的として遺すことです。

法的効果を発生させるためには、民法のルールに則った遺言書を遺す必要があります。

「たいせつな資産と想いを遺す」ために「遺言（いごん）」の作成をお勧め致します。

「遺言（いごん）」作成のご支援を致します。

 

相続に関しての一番の関心事は、相続税がどれくらいかかるかだと思いますが、相続税が課税される割合は全体の10%以下の方です。相続税法が改正され基礎控除額が減額されたため、以前の5%程度からは上がっています。（6,000万円から3600万円）現在の資産では相続税が課税される場合でも、生前贈与、生命保険の活用、小規模宅地の特例等によって、節税できる場合もあります。

家族以外の方に資産を贈与されたい場合、単純に贈与すると贈与税が課税されますが、贈与制度をうまく活用すると節税できる場合もあります。

たいせつな資産をうまく配分するためには、相続が開始される前にご自身の資産を把握して、事前に準備をする必要があります。

税制、民法も改正されており、以前の相続に関する知識も少し古くなっている可能性もございます。

当事務所では、初回のご相談は無料とさせていただいております。当事務所の近辺には、鰻屋さん、クレープ屋さん、かき氷屋さんもございますので、お近くにお越しの際には是非、当事務所にもお立ち寄りください。